パラグアイ人との交流は比較的良好と言われる。
戦時中・戦後でさえ折に触れ様々な配慮がなされていた。
ここでは、戦後直後から繰り返された大統領訪問、日系の在日パラグアイ大使の誕生等、史料からの具体的な例示を以て、「良好な関係」の実際を明らかにしていく。
パラグアイの日本人に対しては、多くの要人達がその力を貸してきた。どの方もラ・コルメナまたパラグアイ全体の日系社会にとって多大な貢献をしているが、全てをここで紹介することは不可能である。
ここでは、彼等の中でも特にラ・コルメナ移住地と関わりの深い人物として、アグスティーナ・ミランダ女史、アルフレド・ストロエスネル元大統領を取り上げ、その略歴と日系社会への関わりを概説するに留める。